みんなのエコ宣言プロジェクト

とっとりゼロカーボンセミナー

オンラインで行われた「とっとりゼロカーボンセミナー」の様子

 脱炭素社会の実現に向けて、県民が一丸となった取り組みを進める鳥取県。気候変動に関する国内外の現状と対策、先進事例を学んでもらおうと、オンラインで「とっとりゼロカーボンセミナー」を1月28日に開催した。

 人気芸人の小島よしおさんによるトークセッションや基調講演、事例発表など参加無料のセミナーに約500人が参加した。

 基調講演の一つ、京都大大学院の安田陽特任教授は「脱炭素の主役としての再生可能エネルギー」について解説。

 環境に関連する国際機関が、将来のエネルギーの電源構成において、再生エネルギーの比率を日本の想定よりかなり高く見通している複数の報告を示し、「再生可能エネルギーがエネルギー供給の主役になるのは、国際的に合意形成された結論。日本は国際議論に合致した行動を取り、技術開発だけでなく、今できることを急ぐべきではないか」と問題点を指摘した。

 また、県内の先進事例として、電力小売・卸売業を手掛けるローカルエナジー(米子市)の上保祐介電力事業部長が、自社の取り組みを紹介。自社事業による「エネルギーの地産地消」の働き掛けが雇用や税収など地域内経済の循環、再生可能エネルギー100%の電力供給サービスなどを生んでいることを示し、「小さい取り組みかもしれないが、持続可能なまちづくりへの貢献を続けていきたい」とした。

 当日の様子は「とっとり動画チャンネル」で配信中

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