みんなのエコ宣言プロジェクト

クリスマスドライブインシアター

チュウブYAJINスタジアム駐車場で開か れた「クリスマスドライブインシアター」

 地球温暖化の防止策として、再生可能エネルギー(再エネ)の活用が注目されている。鳥取県も再エネの重要性を発信しようと昨年、二酸化炭素(CO2)排出ゼロとエネルギーの地産地消を掲げ、米子市で「クリスマスドライブインシアター」を開いた。

 当日の参加は電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)、ハイブリッド車(HV)といった環境に配慮した車に限定。約50台が参加し、家族連れなどが車に乗ったまま、大型スクリーンで映画を楽しんだ。映写機や照明など運営に必要な電力は、再エネ電力を充電したEVから供給するなど温室効果ガスの削減に取り組んだ。

 脱炭素ライフスタイルへの変容を進める県は、県民の「生活の足」である自動車に着目。世帯当たりの自動車保有台数が全国上位の鳥取県は、自動車からのCO2排出量の割合が全国平均より高く、世帯当たりでは約1.5倍。そのため温室効果ガス削減には、自動車由来のCO2削減対策が欠かせない。

 県脱炭素社会推進課は「EVの可能性を探るとともに、新たな使い方を知ってもらう機会となった」と活用法の広がりを期待。また、脱炭素社会の実現に向けて「我慢する省エネ対策は続かない。楽しみながら快適でスマートにできる取り組みが脱炭素ライフスタイルの基本」と話している。

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